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エイリアス(alias)とはCLIで使えるショートカットのようなものです。
好きなコマンドを引数まで含めてエイリアスとして定義しておくと、コマンドを実行する時のようにエイリアス名で呼び出すことができます。
たとえばこんな感じです。
【エイリアスの定義と定義した場合】
alias cda='cd ~'
【エイリアス名】
cda
【実行されるコマンド】
cd ~
とても便利なので、使い方をまとめます。
OS:Windows11 Home / WSL(Ubuntu20.04)
さっそくエイリアスを定義する場所と定義・呼び出しのやり方をご紹介します。
■エイリアスを定義する場所:.bashrc、.bash_profile
以下のコマンドで.bashrcまたは.bash_profileを開きエイリアスを定義します。
vim ~/.bashrc
次にエイリアスの定義・呼び出しについてです。
■エイリアスの定義
alias [エイリアス名]='[コマンド]'
例)alias ec='echo エイリアスです!'
ailiasを定義したら、Escキーを押し「:wq」を入力してEnterでvimを閉じてください。
■エイリアスの呼び出し
エイリアスを呼び出すには、CLIでコマンドを使う時のように、エイリアス名を打ち込んでEnterキーを押すだけです。
[エイリアス名]
例)ec
上の例のようにエイリアスの定義と呼び出しをやった場合、エイリアス呼び出し時に以下のように表示されていればOKです。
エイリアスに引数を渡せると自由度が格段に上がります。
エイリアスに引数を渡すためには、以下のようにします。
①「引数ありの関数」を作成する
②「引数ありの関数」をエイリアスとして定義する
以下がエイリアスの定義・呼び出しの方法です。
■エイリアスの定義
関数内で引数を受け取るには$1~$9を使います。
function [関数名](){
echo $1
echo $2
}
alias [エイリアス名]=[関数名]
【例】
function echo1func(){
echo $1
echo $2
}
alias echo1=echo1func
■エイリアスの呼び出し
エイリアスに引数を渡すためには以下のように書きます。
[エイリアス名] [引数1] [引数2]
【例】
echo1 abc def
上の例のようにエイリアスの定義と呼び出しをやった場合、エイリアス呼び出し時に以下のように表示されていればOKです。
世の中のエンジニアがどのようなエイリアスを設定しているか、面白い記事がありましたのでリンクを載せておきます。