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この記事ではシェルスクリプト(CLIで任意に定義して使える関数)の基本として、定義、実行方法についてまとめています。
シェルスクリプトの作成・実行の流れは以下です。
①シェルスクリプトを作成する
②作成したシェルスクリプトに実行権限を与える
③シェルスクリプトを実行する
この①~③について以下でご説明します。
OS:Windows11 Home / WSL(Ubuntu20.04)
まずはシェルスクリプトの作成方法です。
シェルスクリプトのファイルは拡張子「.sh」で作成します。
作成する場所は決まっておらず、好きな場所に作成できます。
今回はホームディレクトリ直下に作成しようと思うので、以下コマンドでファイルを作成してください。
$ touch ~/test.sh
次にtest.shにシェルスクリプトを書いていきます。
以下コマンドでtest.shを開きます。
$ vim ~/test.sh
test.shに以下のように記述します。
#!/bin/bash
echo 'HelloWorld'
「#!/bin/bash」の部分はシバンといい、どのシェルを使うかを宣言しています。
シバンは1行目に必ず必要です。
書き込んだらEscキーを押し、「:wq」と入力してEnterでvimを閉じてください。
シェルスクリプトは作成直後、実行権限を持っていないので実行権限を付与します。
$ chmod +x ~/test.sh
権限が付与できたか確認する場合は以下のコマンドを打ち込み、test.shの行が「-rwxr-xr-x」のようにxが表示されていることを確認してください。
$ ls -la
-rwxr-xr-x 1 wsluser wsluser 30 Sep 24 15:34 test.sh
もし「-rw-r–r–」のように「x」ではなく「-」となっていると権限付与できていません。
シェルスクリプトを実行するにはパスを入力するだけです。
$ ~/test.sh
なお、カレントディレクトリのファイルを実行する際には以下のように「./」が必要で「./ファイル名」とする必要があります。
$ ./test.sh
以下のように「HelloWorld」が帰ってきたらOKです!
シェルスクリプトの使い方は以上です。