2023.09.26
【Linux】シェルスクリプトの基本(作成・実行方法)

UnsplashLuca Bravoが撮影した写真

はじめに

この記事ではシェルスクリプト(CLIで任意に定義して使える関数)の基本として、定義、実行方法についてまとめています。

シェルスクリプトの作成・実行の流れは以下です。

①シェルスクリプトを作成する
②作成したシェルスクリプトに実行権限を与える
③シェルスクリプトを実行する

この①~③について以下でご説明します。

動作確認した環境

OS:Windows11 Home / WSL(Ubuntu20.04)

①シェルスクリプトを作成する

まずはシェルスクリプトの作成方法です。

シェルスクリプトのファイルは拡張子「.sh」で作成します。

作成する場所は決まっておらず、好きな場所に作成できます。

今回はホームディレクトリ直下に作成しようと思うので、以下コマンドでファイルを作成してください。

$ touch ~/test.sh

次にtest.shにシェルスクリプトを書いていきます。

以下コマンドでtest.shを開きます。

$ vim ~/test.sh

test.shに以下のように記述します。

#!/bin/bash
echo 'HelloWorld'

「#!/bin/bash」の部分はシバンといい、どのシェルを使うかを宣言しています。
シバンは1行目に必ず必要です。

書き込んだらEscキーを押し、「:wq」と入力してEnterでvimを閉じてください。

②作成したシェルスクリプトに実行権限を与える

シェルスクリプトは作成直後、実行権限を持っていないので実行権限を付与します。

$ chmod +x ~/test.sh

権限が付与できたか確認する場合は以下のコマンドを打ち込み、test.shの行が「-rwxr-xr-x」のようにxが表示されていることを確認してください。

$ ls -la
-rwxr-xr-x  1 wsluser wsluser    30 Sep 24 15:34 test.sh

もし「-rw-r–r–」のように「x」ではなく「-」となっていると権限付与できていません。

③シェルスクリプトを実行する

シェルスクリプトを実行するにはパスを入力するだけです。

$ ~/test.sh

なお、カレントディレクトリのファイルを実行する際には以下のように「./」が必要で「./ファイル名」とする必要があります。

$ ./test.sh

以下のように「HelloWorld」が帰ってきたらOKです!

シェルスクリプトの使い方は以上です。