2023.07.13
【Phalcon】XAMPPで環境構築

環境

・Windows11

XAMPPをインストールする

まずはXAMPPのインストールからです。

XAMPPのバージョンによって付属するPHPのバージョンも変わってくるのですが、この後にインストールするPhalconはバージョンによってうまくインストールできなかったりします。。

なので、XAMPPも最新版ではなく今回は以下リンク先の「xampp-windows-x64-7.4.33-0-VC15-installer.exe」をダウンロードします。

https://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/7.4.33/

 

ダウンロードが完了したら、ダウンロードしてきたファイルをダブルクリックし、ひたすら「OK」、「Next」で進めインストールを完了させます。

 

こんな↑アラートが出てきても、何かソフトをインストールする際に必ず出てくるアラートなので、迷わず「はい」でOKです!

 

こんな↑ウィンドウが出てきたら正常にインストールが進んでいます。

しばらく待って↓このウィンドウが出てインストール完了です。

この↑ウィンドウが「Apache」「MySQL」を起動させたり停止させてりするウィンドウです。

PHP、MariaDBのパスを通す

XAMPPをインストールすると、PHPとMariaDB(≒MySQL)が付属してインストールされているので、パスを通します。

画面左下の検索欄に「環境変数」と打ち込み「システム環境変数の編集」をクリックします。

「環境変数(N)…」をクリック

「Path」をクリックし、「編集(E)…」をクリック

 

「新規(N)」をクリックし、次のように追記する。

C:\xampp\php

※「\」と「¥」の違いは気にしないでください!
(環境によって、勝手に表示が切り替わります。)

同様にもう一行追記する。

C:\xampp\mysql\bin  ※「\」と「¥」の違いは気にしないでOKです!

 

追記後はこんな感じになっているはずです。

入力できたら、2回「OK」を押してウィンドウを閉じます。

これでパスは通せたはずなので、適切にパスが通っているか確認します。

コマンドプロンプトをphp、MariaDBのパスが通っているかをそれぞれ確認します。

 

■PHPのパスが通っているかを確認する

コマンド:php -v

このように↓PHPのバージョンが表示されたらOKです!

 

■MariaDBのパスが通っているかを確認する

コマンド:mysql -u root

こんな感じで表示されればOKです!

 

Phalconをダウンロードする

通常ならphpinfo()のページを見ながら、この↓ページからPhalconのバージョンを選びます。

https://github.com/phalcon/cphalcon/releases?page=3

しかし、今回は概ね同じ環境だと思うので、こちら↓をクリックしてPhalconをダウンロードしてください。

phalcon_x64_vc15_php7.4_4.1.2+5275.zip

ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルを解凍してください。

解凍したフォルダに「php_phalcon.dll」があるので、このファイルをコピーし、「C:¥xampp¥php¥ext」に貼り付けます。

この↓ファイルを

ここに↓貼り付けます。

PSRをダウンロードする

次に、phalconを動かすために必要なpsrというものをダウンロードします。

この↓リンクをクリックしてダウンロードしてください。
 7.4 Thread Safe (TS) x64

ダウンロードできたら、Phalconの時と同様に解凍してファイルを移動します。

解凍したフォルダの「php_psr.dll」を「C:¥xampp¥php¥ext」にコピペします。

この↓ファイルを

ここに↓貼り付けます。

php.iniに2行追加する

phpの設定をするファイルが「C:\xampp\php\php.ini」にあるので、2行だけ追記します。

「C:\xampp\php\php.ini」のファイルを開くと950行目付近に「;extension=~」の記述が何行もあるので、この最下段に以下2行追記します。

[対象ファイル:C:\xampp\php\php.ini]
~~
~~
;extension=xsl
extension=php_phalcon.dll  ⇐追記
extension=php_phalcon.dll  ⇐追記

;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
; Module Settings ;
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
asp_tags=Off
~~
~~

PhalconDevtoolをインストールする

CLIで簡単に新規プロジェクトを作成するなど、Phalconでの開発をスピードアップするツールの「PhalconDevtool」をインストールします。

PhalconDevtoolをインストールするためにはComposerが必要なので、先にComposerをインストールします。

Composerをインストールする

この↓リンクをクリックし、ダウンロードしてください。

Composer-Setup.exe

ダウンロードしたファイルをダブルクリックして、ひたすら「Next」で進め、インストールを完了させてください。

コマンドラインを新しく開きコマンドを打ち込んで、下画像のように表示されたら、composerのインストール完了です!

コマンド↓

composer -v

PhalconDevtoolをインストールする

「C:\xampp\php」直下に「composer.json」というファイルを作成し、
以下の通り記述してください。

[対象ファイル:C:\xampp\php\composer.json]
{
  "require-dev":{
    "phalcon/devtools":"~4.1"
  }
}

次に、composerのコマンドで「PhalconDevtool」をインストールします。

コマンドラインで「C:¥xampp¥php」に移動し、以下コマンドを打ち込みます。

C:\xampp\php>composer install

PhalconDevtoolのパスを通す

画面左下の検索欄に「環境変数」と打ち込み「システム環境変数の編集」をクリックします。

「環境変数(N)…」をクリック

「Path」をクリックし、「編集(E)…」をクリック

「新規(N)」をクリックし、次のように追記する。

C:\xampp\php\vendor\phalcon\devtools

追記出来たら「OK」を2回押してウィンドウを閉じます。

これでPhalconDevtoolのパスが通ったはずなので、コマンドラインで確認してみてください。

phalcon -v

こんな感じで表示されたらOKです!

以上でPhalconの開発環境の完成です!