ApacheなどのWebサーバーが無くても、PHPの動作確認は簡単にできます。
実はPHPにはビルトインウェブサーバーという簡易なWebサーバーが付属しているので、PHPさえインストールしていれば動作確認は簡単にできます!
OS:Windows11 / WSL(Ubuntu20.04)
php:v7.4.33
ビルトインウェブサーバーでPHPを動かす際、「指定した1ファイルを動かす」場合と「指定したフォルダ配下の全ファイルを動かす」場合で若干やり方が異なるので、それぞれご紹介します。
それではさっそく、ビルトインウェブサーバーを動かしてみたいと思います。
まず、動作確認のために以下のphpファイルを作成してください。
ファイルを作成する場所はデスクトップでもどこでも構いません。
[ファイル名:index.php]
<?php
echo 'ビルトインウェブサーバーが起動しました。'
次にビルトインウェブサーバーを起動します。
コマンドラインに以下ようにコマンド打ち込んでEnterを押してください。
php -S localhost:8000 [ファイルのパス]
例)php -S localhost:8000 ./index.php
これでサーバーが起動したので、ブラウザで「localhost:8000」にアクセスしてみてください。
こんな↓↓感じで左上にちょこんと「Webサーバー起動テスト」と表示されたら成功です。
まず、テスト用のフォルダとファイルを作成します。
任意の場所に以下のようにフォルダとファイルを作成してください。
test
├ index.php
└ hello.php
index.phpには以下のように記述してください。
<?php
echo 'これはindex.phpです';
hello.phpには以下のように記述してください。
<?php
echo 'これはhello.phpです';
これで準備ができたのでビルトインウェブサーバーを起動して、ブラウザで表示を確認します。
まず、cdコマンドでtestフォルダに移動し、以下コマンドを実行してください。
php -S localhost:8000 ⇐パスの指定は不要
ビルトインウェブサーバーが起動するので、ブラウザで表示を確認します。
index.php、hello.phpにはそれぞれ以下のURLでアクセスできます!
http://localhost:8000/index.php
http://localhost:8000/hello.php
上で「指定した1ファイルを動かす」方法についても記載しましたが、どちらかとういと「指定したフォルダ配下の全ファイルを動かす」方が使い勝手がいいのでお勧めです。
ビルトインウェブサーバーはPHPさえあれば使えるので、簡易にPHPを試す際にとても便利です。
PHPの開発環境構築の際に力尽きてしまっても、これならすぐにPHPの勉強を始められます。
ぜひご活用ください。