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SassはCSSをより効率的に書くためのツールです。
Sassを使うと、入れ子にして書いたり、定義したスタイルを使いわ増したり、ループ、条件分岐などより柔軟にスタイルと定義できます。
SassにはSCSS、SASSの2通りの書き方があります。
違いはざっくり以下の通りです。
■SCSS
・拡張式は「.scss」
・入れ子の表現に「{}」を使う
【SCSSの例】
header{
height: 100px;
.title{
font-weight: 24px;
}
.subtitle{
font-weight: 16px;
}
}
■SASS
・拡張子は「.sass」
・入れ子の表現にインデントを使う
【SASSの例】
header
height: 100px;
.title
font-weight: 24px;
.subtitle
font-weight: 16px;
そんなに違いを感じないこの2つのですが、よりCSSの書き方に近いSCSSを使うのが一般的なので、
この記事ではSCSSについてまとめています。
エディタに「Visual Studio Code」を使っている場合には簡単に導入できます。
以下の3つの手順で導入できます。
手順1.Visual Studio Codeに「Live Sass Compiler」をインストールする
手順2..scssの拡張子でファイルを作成する
※.cssファイルを作成する場所と同じ場所に.scssを作成します。
手順3.Visual Studio Codeを開き、「Watch Sass」をクリックします
「Watch Sass」をクリックし「Watching…」になったら、動いています。
これで、準備完了です!
あとは、
.sassファイルにSassを書き込んで保存すると、自動で.cssファイルが生成されるので、
.cssファイルをhtmlファイルで読み込んでください。
Sassの基本として、以下をご紹介します。
・コメントを書く
・入れ子にする
・変数を使う
・文字列の連結
・変数展開
・配列、連想配列を定義する
・演算
■1行コメント
//これはコメントです
■複数行のコメント
/*
複数行のコメント
*/
header{
height: 100px;
.title{
font-weight: 24px;
}
&:hover{ //⇐ header:hover の指定
background-color: white;
}
}
※入れ子の中で「&」を使うと親セレクタを指定できます。
■定義
$変数名: 値;
例)$bgColor: #00f;
※変数名はロワーキャメルを使うのが一般的です。
■呼び出し
呼び出しは「$変数名」で呼び出せます。
例)body{
background-color: $bgColor;
}
$変数名 + "文字列";
"#{$変数名}文字列";
■定義
$配列名: 値1, 値2;
例)fontSize: 10px, 12px, 16px;
■要素の取得
list.nth($配列名, インデックス番号);
例)list.nth($fontSize, 2); //12px
■定義
$連想配列名: (キー1: 値1, キー2: 値2);
例)$fontWeights: ("regular": 400, "medium": 500, "bold": 700);
■要素の取得
map.get(連想配列名, キー);
例)map.get($fontWeights, "medium"); //500
演算子 | 内容 | 例 |
+ | 足し算 | 18 + 6 |
– | 引き算 | 18 – 6 |
* | 掛け算 | 10 * 2 |
/ | 割り算 | 10 / 2 |
% | 余り | 12 % 2 |